◆ジャスパー
和名　碧玉（へきぎょく）

ジャスパーは石英の結晶が集まったものの総称で、
一般的には不透明で濃い色をしたものをジャスパーと呼び、
オニキスや瑪瑙（アゲート）など、
特定の名称がつけられていないもののことを指します。

半透明なものを、「カルセドニー」と呼んで、
それ以外の不透明なものをジャスパーと呼んだりもしますが、
区別があいまいになっているようです。

和名は、碧玉（へきぎょく）。
澄んだ青色の石のことを真っ先に思い浮かべますが、
青色に限らず様々なバリエーションがあるようです。

ジャスパーは、様々な不純物を取り込んで成長し、
同じジャスパーとは思えないほど、
様々な表情を見せてくれるのがとても魅力的です。

３月の誕生石の一つのブラッドストーンもジャスパーの一種で、
カプチーノのような色にチョコレートをまぶしたようなカプチーノジャスパー、

豹のような模様のものをレオパードジャスパー、
風景画のような模様のピクチャージャスパー、
赤茶色をしたレッドジャスパー、

などなど。
まだ書ききれないぐらい様々。

ジャスパーとは、ギリシャ語で、斑点のある石という意味があります。

太陽の力があると古くから聖なる石として
崇められて、ヨーロッパでは出産のシンボルとしても
珍重されてきました。

妊婦のおなかに乗せると胎児が健康になり、
お産が楽になるという言い伝えがあるそうです。

ジャスパーには、健康を高めるという言い伝えも数多く残っていて、

実際に医療の現場で使用されたそうです。

毒蛇やサソリからも身を守ると言われていて、
危険を伴う旅路には、身につけて守護としたともいわれています。

精神的・肉体的にもバランスをとり、
安定させ、魂のエネルギーを強化するというジャスパー。

大地が育んだ１つとして同じものがないこの石は、
自然の力に満ちて、大きな波動を持っているような感じがします。

色によっても色々な効果があるようなので、