◆ムーンストーン
和名　月長石

ムーン＝月の名が示すごとく、
月の光を集めたような優しい輝きを秘めたムーンストーン。
色も、一般的な乳白色のほかにも、
オレンジ・グレー・ブルー・淡い緑などがあります。

古くから神秘的な力を秘めた石として人々に愛されてきました。
古代インドでは「聖なる石」として重用され、古代インドの神官は、
満月の夜にこの石を口に含んで祈祷を行い、神のお告げを得たそうです。
農夫達は豊作を祈願して農機具にぶら下げたといいます。

月は女性の象徴であり、そのエネルギーを持つとされるこの石は、
女性のための石ともいわれていて、
女性特有の生理痛や出産の痛みを和らげる、
新陳代謝を高め、リンパ系の流れを良くするなどの効果もあるので、
女性は良質のムーンストーンを1つは持っておきたいですね。

他にも、情緒が不安定になっていたり、波立った感情を優しく静め、
心を安らかにしてくれて、感受性を豊かにし、
自分の中に眠っている潜在能力を引き出すとも言われています。

自分の進むべき道に迷った時も、暗闇を照らす月のように、
迷える心の道しるべになるでしょう。

世界各地で「幸福の石」「恋人たちの石」といわれ、
中世ヨーロッパでは、恋人への最高の贈り物とされました。

この石が二人の愛を確かなものに豊かなものにしてくれると信じられていて、
好きな異性に贈ると、恋が芽生えたり、友情が愛情に変わるとも言われています。
別れた恋人同士を再び結びつけるという復活愛の伝承や、
遠くにいる恋人を結ぶ遠距離恋愛の守護石もあります。

どこにいても見られる月が、
離れた場所にいる愛する人を結びつけるというとてもロマンティックな伝承です♪


◆オレンジムーンストーン

月のような受け入れる力に満ちたエネルギーをもつムーンストーンに対し、
オレンジムーンストーンは、陰陽のバランスが取れた石で、
太陽のように明るく活発なエネルギーを併せもつと言われています。

かといって、サンストーンのような激しい感じの石ではなく、
優しく包み込むような明るく穏やかな波動を持っています。
見ているとほんのりと心が温かく満たされるような感じです♪

ムーンストーン特有の幻想的なシラーと、
サンストーンのようなラメのような粒子の輝きが見られます。

基本的にはムーンストーンと近いエネルギーといわれていて、
ぷるんとした瑞々しい果実のような色合いから、
ミルクティー色のようなミルクピンクベージュのような色合いまであります。

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◆マザーオブパール
和名　白蝶貝

マザー(母)の名が示すとおり、母性を高める石とも言われています。
出産のお守りや育児の不安などをもつ方に、
優しさと安らぎをもたらすと伝えられてきました。

安産のお守りや、女性らしくありたい、
傷ついた心を癒したい、優しい母でありたい、
そんな方にお勧めです。

真珠のような柔らかい輝きは、見ているだけで
心が柔らかく和んでくるような優しさをたたえています。

光によって反射するので、まるでムーンストーンが放つ光のよう。
結婚成就の石と、呼ばれることも。まさに女性のための石ですね♪